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こんな時だからこそ!! 「外食」のお勧め

投稿日:2011年4月9日 更新日:

東日本大震災と巨大津波の影響で発生した東京電力福島原発の事故の影響は、「食」の世界でも大きな爪痕を残し、これからも長期的な影響が残っていくことが心配されます。

特に、福島や茨城産の野菜が出荷停止になったり、水が乳幼児対象に摂取制限といったニュースが流れると、市場では大きな影響、混乱が続いています。

食の安全とか健康に関わる問題なので、人々が不安を抱き、慎重になるのはわかりますが、やはりこんな時だからこそ冷静に、しっかりと自分の目と頭で判断していかないといけないと思います。特に、こういう時にみんなで気をつけないといけないのは、「風評被害」だと思います。

テレビや新聞で、福島や茨城産というだけで問題のない野菜までが流通段階で取り引きを断られたり、敬遠されたりしているという報道をみると、同じ「食」に従事する者として心が痛みます。丹精こめて作った野菜などの食材が、「風評被害」のために消費者のところまで届かなくなったり、1箱1円で取り引きされるといった話を耳にすると、何ともいえない気持ちになります。

一方では、一時期あんなに不安がられた中国野菜が大増産されて、どしどし輸入されるという話も聞こえてきます。原発の事故でどのくらいの放射線が飛び、健康にどのくらいの影響があるかという情報は、毎日覚えきれないくらい報道されていますが、中国野菜についての情報はどうなんでしょう。原発被災地の野菜よりも安全だと、果たして言えるのでしょうか。

野菜や牛乳への風評被害の報道をみていると、消費者が自分で安全性を確かめているのではなく、とにかく「○○県」と名がついた野菜は敬遠するといった、あいかわらずの「ブランド志向」にとらわれているとしか思えません。「賢い消費者」にはほど遠いのではないでしょうか。

未曾有の災害に遭った東北地方を支援する意味でも、風評被害に惑わされず、これらの産地から送られてきた野菜などを率先して買ったり、食べることが最大の支援になるのではないでしょうか。

テレビを見ていたら、コメンテーターが「とりあえず外食をする」ことを勧めていました。節電が叫ばれていますが、一軒一軒毎食料理するよりも、食堂やレストランで外食した方が、節電にもなります。「こんな時に外食など」という気分があることは確かですが、大きな災害に見舞われたからこそ、比較的被害が軽かった地域では、経済的な活力を取り戻すためにも、いたずらに気持ちを委縮させるのでなく、前向きな日常生活を取り戻すことが、甚大な被害を受けた地域を長期的に支援していくためにも必要なのではないでしょうか。

この季節、玄関先を飾る武者人形・兜

 

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