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不順な気候が料理にもたらす影響

投稿日:2010年5月1日 更新日:

和食は、とくに季節に敏感な料理です。季節感こそ和食の命ともいえます。

しかし、まさにその季節感が、いま二つの意味でピンチを迎えています。

一つは、不順な天候のせいで、私たちの季節感と実際の季節の進行とが少しずれてきていること、もう一つは、天候不順のせいで市場に行っても季節の食材が不安定になっていることです。

今年の春は特に、花見だというのに雪が降ったり、春らしさが感じられない日々が続いています。このため、季節ごとのメニューを考える場合にも、暦どおりに企画しても、お客様が実際に感じている季節感とずれてしまうおそれがあります。メニューづくりにも、例年にない苦労が伴います。

季節の食材の入手となると、さらに直接的な影響が出ています。

春キャベツが美味しい時期ですが、市場へ行くと、昨年の倍以上の値段がつけられています。また、気候不順のせいか、味も例年より落ちる傾向にあります。

天候不順で海も荒れ模様。漁師さんたちが漁に出られない日が続くと、市場への入荷ががくんと減ります。

海産物も野菜も、量、質ともに難しくなっているこの頃です。

さらにここに来て、アイスランドの火山噴火でノルウェー・サーモンが入ってこなくなり、今は国内にある冷凍ものの在庫を食いつぶしている状況で、その後は入荷の予定は一切ないというのも心配の種です。

良質の食材を安く手に入れるということが、いろいろと難しくなっていますが、こんな時だからこそ、ますます毎日市場に通い、新鮮な情報と食材を手に入れることが大事になっていると感じる毎日です。

(写真・さつき、つつじが見頃を迎える花季の庭)

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