ちばにう通信

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十一月 晩秋のみぎり

投稿日:2012年11月1日 更新日:

Best Wishes during these last days of autumn.

温暖な気候に恵まれた千葉ニュータウンとその周辺では、11月の半ばから12月の上旬までが晩秋に当たる。一年の中でも最もカラフルな時期だ。

ニュータウン周辺の紅葉は本格的な山地と比べるとスケールがちょっと小さいものの、谷津の斜面を覆う雑木林にコナラやケヤキ、コブシ、クヌギなどの落葉樹が集まって、里山ならでのプチ紅葉を演出してくれる。

晩秋には木の稔りも色とりどりにオンパレード。気温が下がり、日が短くなると、生き物の賑わいが太陽光線をたっぷり浴びる南や西向きの斜面に集中する。光を好む低木やつる植物が森の縁で争うように絡み合って、豊かなパレットを生かして赤から黄色、紫、オレンジ、青までの実を飾る。鮮やかな実は野鳥などの目を引いて、種の散布に役に立つ。

 

晩秋の里をにぎわす赤とんぼ

晩秋になると昆虫も明るい南向きの斜面沿いに集まる。なによりも目立つのは日本の稲作カントリーサイドを代表する赤とんぼの仲間。

「赤とんぼ」というのは、特定の種のトンボを指すのでなく、たくさんの仲間の総称である。赤とんぼは全国で20種あるが、ニュータウン周辺にも、ナツアカネ、アキアカネ、ノシメトンボ、マイコアカネ、マユタテアカネなど6~7種類が見られる。数的に最も多いのは、大型で羽の先端が茶色を浴びるノシメトンボだ。

 

赤とんぼは秋の昆虫としてのイメージが強いが、じつは6月頃から飛んでいる。ただし、そのころは色が地味な黄色で殆ど人の目に留まらない。赤い色は「婚姻色」と言って、秋が深まるにつれてだんだん濃くなってくる。

本当に鮮やかな真っ赤になるのはオスだけで、メスの色は少し茶色混じり。「おつながり」という2羽のトンボが繋がって飛んでいる姿もこの時期でよく見かけるが、これは繁殖中のおつがいで、前に飛んでいるのはオス。アカトンボは田んぼや用水路、ため池などに卵を産む。

Bright scarlet meadow-hawk dragonflies are a sure sign of late autumn in the satoyama rice-paddy countryside.

 The Hokuso area is famous for peanuts. The farmers harvest the peanuts in late autumn. They dry the nuts in small piles called Bocchi, with straw caps. Sometimes these Bocchi come alive late at night. They dance and jump around the field.

【注解】
harvest 収穫する
dry 乾かす(ラッカセイを「ぼっち」と言う山に積み上げて藁帽子をかけて乾燥させる)
come alive late at night 深夜になるとぼっちが生き物に化けて、踊ったり飛び跳ねたりする。

 

 

稔りの秋  里山の植物(ケビンのイラスト)

 

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