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幻想的な阿夫利神社のお祭り

投稿日:2008年9月13日 更新日:

私達家族にとって千葉ニュータウンで過ごす初めての夏です。今までの生活とは違った夏を味わおうと思い、けっこう積極的に色々楽しんだ夏になりました。

中でも特に思い出に残っているのは、7月26日に行われた阿夫利神社のお祭りです。私たちはこの神社のことは事前に何も知らず、お祭りが行われるという当日、家で地図を調べ頭の中に叩き込み、歩いて神社に向かいました。

お祭りが最高潮を迎えるのは午後8時過ぎと聞いていたので、家を出たのは7時過ぎ、あたりはもう暗くなっている時間でした。初めての道、それも暗い夜道を歩いていくのはけっこう不安で、それほど複雑な道ではなかったのですが、「この道でいいのかな~」なんて何度も思いながら歩きました。

道路沿いに大きな石の鳥居が見え、2~3人のお祭りの世話人と思われる方たちがいるところまで来たときは、「やっと着いた」とホッとしたものです。でもそのホッとしたのも束の間、神社への道は実はここからが本番みたいなものでした。

それまで人通りや車通りが少ないものの、街灯のある普通の道だったのが、大鳥居から先は、神社の参道というのか、ほとんど街灯というものがなく、うっそうと茂る森の中の道をこわごわ歩いていくという感じで、本当に怖かったです。お祭りのために設置されたと思われる小さな豆電球が、頼りなげに頭の上にところどころちらちらしているだけの、真っ暗な道だったのです。

おまけにお祭りだというのに、人もほとんど歩いていない。本当に今夜お祭りがこの先で行われているのか、何度も疑いたくなるほどでした。唯一の救いは、こんな真っ暗な何もなさそうな道には不似合いなくらい、何台もの車が私達を追い越していくことで、車もまったく通らなかったら途中で引き返していたかもしれません。

やっと神社に着いたとき、真っ暗な森の木々の中に明るい光とお囃子の音が聞こえてきたときは、心底ホッとしました。

「やっと着いた~!」と地獄から戻ってきたみたいに喜ぶ私たちの目に飛び込んできた阿夫利神社のお祭りの様子は、まさに幻想的な光景でした。真っ暗な森の中にぼんやりと浮かぶ明るくにぎやかな部分が、なんというか、まるで狐の嫁入りを目にしてしまったような、見てはいけないものを見てしまったような不思議な非日常の光景だったのです。それほど周囲の暗闇が濃かったということなんでしょうね。

このような人里離れた場所で行われるお祭りというのは初めての経験でした。私の田舎でもお祭りはいくつもありましたが、どれも煌々とした街中で行われるものなので、こんなに非日常を感じることはありません。そういった意味では、本当に貴重な体験で、ぜひともこの環境でのお祭りを残していってほしいと思いました。

神社自体はとてもこじんまりしているのですが、小さいながらも賑やかで夏祭りらしく、とても楽しかったです。息子が小さいので、最後のお御輿を全部堪能することは出来ませんでしたが、運良く帰りがけに坂道でお御輿と遭遇し、しかも間近で打ち上げ花火も見られたので大満足で帰ることができました。ただ、お御輿を担いで盛り上がっている人たちのそばで、どうしても私達はよそ者という感をぬぐいきれませんでしたが。

そして8月23、24日は、ニュータウンでの夏祭りもありましたね。大塚前公園で行われたお祭り、これももちろん楽しませてもらいました。先ほどの阿夫利神社のお祭りとは正反対のお祭りでしたが、これはこれで楽しめるし、これから先息子が成長するにつれ、色々な形で参加できるのではないかと楽しみにもなりました。最後はあいにく雨降りの中での打ち上げ花火でしたが、初めての夏のいい思い出となりました。

このニュータウンでのお祭りの前後は雨降りの涼しい日が続いたせいか、このお祭りを機に私の夏が終わってしまったような気がします。これからまた暑い日がぶり返すのかもしれませんが、なんとなく気分の上では秋が始まりつつある今日この頃です。

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