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旬を楽しむ技術、旬をはずす知恵

投稿日:2009年8月8日 更新日:

この時期、早松茸という、お勧めの食材があります。

言うまでもなく、松茸のシーズンはこれから秋になってからですが、旬になってからの松茸は1本3000円ほどにもなるので、それほど手軽に、惜しみなくメニューに使うわけにはいきません。それに先駆けて7月から8月上旬にかけての時期、中国産の松茸が出回りますが、これが傘は開かず、実もしっかりしていて、価格も市場で500円から1000円程度と格安で手に入ります。味、香りとも旬と変わらないものが、はるかに手頃な値段で入手できるのですから、これを使わない手はありません。

ちょうど、連休などのシーズンに行楽地に行くと、身動きもできないほど混んでいるのに、少し時期をずらせるだけで、同じ観光、サービスがゆったりと楽しめるというのと似ています。

因みに、松茸は夏から秋にかけての数ヶ月間にわたって、まず中国産、次いで韓国産が登場してから、秋本番に国産、11月頃になってもカナダ産、トルコ産と変遷していくので、時期々々にそれぞれの適性やその年の出来具合などを見ながら入手、メニューを考えていくことが、本当に松茸という食材を使い切ることだといえます。

天然の食材が季節によってさまざまに装いを変えていくのは松茸ばかりでなく、これから旬を迎えるさんまなども、季節によって、また年によって変化します。

今年は5月頃からさんまが出回り、しかも例年になく脂が乗っているのが特徴です。例年だと、早い時期のさんまは刺身で使うことが多いのですが、今年のさんまは早くから焼き魚などに使える上に、価格も例年に比べて格安で手にはいるので、これも今お勧めの食材といえます。

その他、北海道産のピュア・ホワイトというトウモロコシの品種が美味しい時期を迎えています。実が白く、生でも食べられるのが特徴ですが、少しこげ目をつけて、モロ味噌で召し上がると、瑞々しい、ほんのり甘い食感がお勧めです。

季節ごとに変わりゆく食材を楽しんでください。

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