ちばにう通信

地域をつなぐ「月刊千葉ニュータウン」のサイトです。

HOME > 明日元気にな~れ

(34)何が、〝子供は天使〟だ!

投稿日:2006年12月9日 更新日:

とうとう一枚きりになってしまった月めくりのカレンダーが何とも頼りなげにつり下がっています。

この一年の早かったこと、驚きです。皆さんはいかがですか? 十代で感じる一年を〝一〟とすると二十代は二倍、三十代は三倍早く感じるのですって。

「どうして?」「それはねぇ、忘れるのですよ」と言われてびっくり。十代はその日あったことなど、克明におぼえているのに、六十代になると、ほとんど忘れてしまってほんの少ししかおぼえていない。それで早く感じるのですって。

そういえば子供の頃の一日は長かったですねぇ。歳をとると一日も短いです、納得・・・・。

さて、先日買い物に出かけた時のことです。エレベーターに乗り、ドアを閉めようとした時、三歳くらいの可愛い女の子が走ってきたので、あわてて「開」ボタンを押して待ってあげると、女の子、大きな声で「ママ、早く早く、ばあちゃん一人よ!!」と叫んだのでした。

「えっ、ばあちゃん!?」と、一瞬言葉もなく、冷たい風にのどをつまらせました。そりゃ、ばあちゃんには違いないのですが、でも人間、本当のことを言われるほど、傷つくことはありません。

がっくりと肩を落として、家に帰りました。「何が、子供は天使だ!」とつぶやきながら。

家にたどりつくと、ちょうど電話。今しがたの出来事を話すと、大阪弁で「腹立つやろ、首しめたろかと思うやろ!」と。「思えへん、思えへん!!」と大笑いしたおかげで気分回復。

後日、白井の友達に話したら「おもしろい、そのことを新聞のエッセイで書いたら」ですって。私のネタのことまで心配してくれる友に感謝です。そういえば、今年の夏はじめて電話を下さった、西白井の町内会の役員さんからも「盆踊り見に来ませんか。沖縄の人たちがライブをやります。見るだけで元気が出るし、エッセイのネタになりますよ」とのお誘いを受けたこともあり、皆さん、気にかけてくださってありがたいことです。

最後に、この一年読んだ詩のなかで一番好きな、心にズシンと来た詩をご紹介します。

買いたいもの    園部啓子 53歳

答えが「ぬいぐるみ」なら
「チョコレート」なら
ほほえんでうなずけるのに
カブールの少女は
「平和」と言った
「買いたいものは」と聞かれて
そう答えたという

-

執筆者: