ちばにう通信

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(7)ため息の功徳 さあ、肩の力を抜いて

投稿日:2004年9月11日 更新日:

今年の夏の暑さは異常でしたね。皆様お元気でしたか。私はゆで上がりそうになりながら、ひたすら耐えておりました。

めらめらと燃えるような暑さのため、白髪がドッと増え「ボケ」が急激に進んだような気がします。このまま戻らなかったらどうしようと思うと、とても不安で、思わずため息が出てきます。

ラジオの「悩み相談」で、ため息を一つつくと一つ幸せが逃げていくと言っていましたが、そうじゃないようです。むしろため息をつくことは良いことだと、大好きな五木寛之さんが言ってます。

このところずっと自分に言い聞かせているのは「楽に、楽に」ということです。人間起きて半畳、寝て一畳、そんなに無理することはないのです。

泣くときは泣く
笑うときは笑う
怒るときは―、怒らない。

大声を出したりすると、かえって怒りが増幅されます。怒っているうちにだんだん腹が立ってくるってことありません?

そういうときは、ため息をつく、それも全身で深々と大きなため息をつくのがいいのですって。

韓国人の友人にいい言葉を教わりました。悲しみや苦しみ、怒りを抑えきれず、そしてそれを外にぶつけて発散させることができない時は、はーっと思い切りため息をつく。

わざわざそうしなくても自然に体の底からもれてくる深いため息がある。それを抑えたり隠したりせずに胸一杯の思いを吐き出して猫背になり首をだらりと前に垂らす。そういう人間的なため息のことを恨息(ハンスム)といいます。ハンスム―、なんとなく気持ちがしんとしてくるような言葉の響きです。恨が晴れて、気持ちがカラリと明るくなったときの心持ちは、恨晴(ハンプリ)というのだそうです。晴をプリと発音するのは、日本語の天晴れ(アッパレ)と似ていますね。

とにかく怒りがこみ上げてきたら、ため息をつく、要するに深呼吸ですね、それを二、三回やると副交感神経が働いてきてなんとなく気持ちが楽になってきます。鴨長明なんかもずいぶんため息をついたようです。「歎異抄」の背後にも、親鸞の深いため息が聞こえるようです。

「ため息」こそ元気の秘訣。ため息は頭で考えて出るものではありません。からだが思わず、ふうーっと出してしまうものです。ため息をついたときは間違いなくからだの力が抜けています。この脱力感が大事なのです、この感じをつかんで下さい。

なにかの動作の後に、必ずため息をつくのがいいそうです。たとえばご飯を食べた後に「はあーっ」。お掃除のあとに「ふうーっ」という具合に。

人目を気にせず、もっと上手にため息をついてからだにこもっている余計な力を抜いて下さい。これまで眠っていたからだの可能性に気づかされ、新しいファイトがきっと湧いてきます。

では、最後に力を抜いて、ハアーーーーーっ。

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